VALUとはどんなサービスか？法人から個人へ新たな時代の到来！
最近、VALU（バリュー）について調べています。実際に購入してみたり、色々試しています。
この記事では今後の時代を変える可能性を持つVALUについて詳細解説をしていこうと思います。
Contents
VALU（バリュー）とはどんなサービスか？
VALU(バリュー）とは一言で表現すると「現在の株式市場を個人の価値に置き換えたようなサービス」です。
株式は法人化された株式会社の株を”投資”として購入することで、将来売買時の差額の利益や配当、優待などを得ることができます。
その個人版と捉えるのが一番早いでしょう。
そもそも株式会社とは？株はどういったものか
詳細は割愛しますが、株式会社のルーツは1600年代の東インド会社まで遡ります。
東インド会社は航海や様々な事業運営に必要な多額の資金を集めるために、上手くいった際の利益の分配などを条件に多額の資金を集めました。
株は株式会社が資金を集めるために発行するものです。
株式市場に上場していなくでも取引は可能ですが、一般の方々誰しもが購入できるようにすることを上場すると言われますね。
株式会社は、自社の株を売って調達した資金で人材の採用や、事業運営をして更に会社を拡大させていきます。
株式会社で一番”偉い”のは誰でしょう？
大袈裟に言ってしまうとそれは社長でも従業員でもなく株主です。それが株式会社の宿命です。
株を購入し、株主となることでその会社の所有者の一人となります。
一方でただ株を変えば、会社に影響力を持てるかと言うとそうではありません。
当然たくさんの人が出資をするため、基本的に株式会社の株主は非常に多種多様な人たち（会社含む）で構成されます。
株式会社においての大事な決議事項は株主総会などの場で決議され、基本的により多くの株式を保有する人が影響力を持つことになります。
過半数の株式を持っていれば、社長の退任を迫るなども可能なのですね。
VALUは株の個人版！
先述の通り、VALUは株式の価値を個人の価値に置き換えたようなサービスです。
株は基本的に、上場している会社の株を、該当する取引所で売買することが可能です。
VALUは個人が発行するVAと呼ばれるトークンを購入することで、その個人への出資者となれるのです。
言わば法人の価値への投資が株式投資、個人の価値への投資がVALUと言った感じでしょうか。
ただし、VALUでは株式会社のように過半数を取得したとしても、権利を行使してその個人の意思決定を変えることや好きなようにすることはできません（当然ですね）
あくまでその個人が提供する出資者限定のサービスの享受や、価値が上がった際に売買した時に発生する差額の利益などがもらえる可能性があると言うことですね。
今は応援する個人への出資や、値上がりを期待した出資などが目立つイメージです。
詳細は以下の記事が詳しいため参照ください。
http://rick08.hatenablog.com/entry/what_is_valu
ビットコインを利用した売買
VALUの特徴的な要素の一つがビットコインを利用した売買です。
日本の株式市場では日本円で売買がされますが、VALUの売買の基本はビットコインです。
個人の価値も○BTCのような形で、何ビットコイン分の価値があるのかが可視化されます。
ビットコインという法定通貨ではない、分散化された通貨で価値を売買するという近未来のサービスですね。
VALUを運営するのはどう言った人たちか？
さて、VALUを運営しているのはどんな会社や人でしょうか。
近未来のサービスを運営しているだけあって、面白い人たちが集まっています。
運営会社に関して
運営会社は株式会社VALUで設立は2016年の11月1日のようです。
会社の詳細はわかりませんが、電通出身者などが立ち上げたクリエイティブ集団PARTYも関わっているようです。
PARTYの中村さんなどが関わっているという記事も出ています。
https://mirai.doda.jp/series/interview/hiroki-nakamura/
社長は小川晃平さん
社長は小川晃平さんです。
経歴を調べてみたところ、以下のような経歴のようです。
・慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント卒業
・株式会社グリーに入社
・2012年より、グリー米国支社に赴任し、全米3位のモバイルゲームのリード・サーバーエンジニアとなる
・退社後は、フリーランスのエンジニアとして、複数の新規事業を立ち上げし、その後、AccumBitを創業し、Bitcoin・Blockchainを用い、サービスの開発を進める
・2016年12月、株式会社VALUを創業し、現職。
エンジニア出身のようですね。
グリーマフィアの一人のようです。
VALUの可能性や今後どうなっていくか
ここからはVALUの可能性や今後について書いていきます。
まだビットコインほどの普及をしていないVALUですが、今後はどんな展開を見せていくのでしょうか？
法人から個人へ、新たな時代の到来
個人的な予想では、VALUのようなサービスの登場により、今まで以上に”個人”に対する価値が上がっていくでしょう。
そして、法人の価値は少しずつ無くなっていくだろうと予想されます。
ミレニアル世代を中心に、大企業に嫌気がさし、個人的な活動をする人が増えてきました。
代表的なのがブロガーやyoutuberのような人たちですね。
この流れはさらに加速していくでしょう。やりたいことがあれば、会社で資金を集める必要などないのです。
個人に価値があれば、VALUのようなサービスで資金を集めて色々なプロジェクトを進めることが可能になりました。
（またクラウドファンディングなどの方法もありますね）
法人から個人の時代へ、新たな時代の到来、そして時代の加速を告げるサービスがこのVALUになるだろうと思います。
個人主義、価値主義への移行
個人の時代の到来により、これまでの資本主義から価値主義への移行の流れも生まれていくでしょう。
以下が、USERLOCALさんが提供する5月5日時点でのVALUのランキング上位10人です。
300億円以上の価値がつく個人というのは恐ろしいですね（笑）
株式会社でもここまでの時価総額のない企業もたくさんあります。
今後は単純にお金だけの尺度で計られるのではなく、いかに価値を与えたのか、それにより資金も集まっていく構造になっていくでしょう。
今後の可能性
VALUの登場により、法人の価値が相対的に下がり、個人への富の流入が予想されます。
長期的には今の株式市場を破壊するポテンシャルを持っているとさえ思います。
今のうちにこういったサービスに目をつけておくことで、時代の先をいける可能性もあるので是非注目ください。
VALUの課題
ここまでVALUの良いところを書いてきましたが、個人的にはまだまだ課題も多いサービスだと思います。
現在までに考える課題を書いていきます。
取扱い高、流動性の少なさ
まず、利用してみて思ったのですが、マイナーな方のVAは全くと言っていいほど買えません（笑）
指値を置いて1週間くらい何も起きないというのもざらです。
私は投資家ですから、既に人気の人よりもまだ世に埋もれる人に投資をしたいと考えます。
そうすると当然あまり資金がまだ集まっていない人を狙うのですが、ほとんど買えないという事態に陥ります。
このようにまだ利用者も少なく、取扱い高や流動性がないため株式市場やビットコインなどに慣れた人にとってはもどかしいことがあるかもしれません。
また流動性の無さはリスクも孕んでおり、万が一VAを売りたいとなった時も、人気の無くなった人などは全くVAが売れず換金できないということになる可能性も孕んでいるのです。
個人主義への疲れ
私が懸念しているの最大の点がこの点です。
今後インフルエンサーなどの発信力を持った個人の価値は更に上がっていくでしょう。それ自体は悪いことではありません。
しかしVALUのようなサービスの登場により、価値があることでよりたくさんの資金が集まり、それが可視化されるという残酷な時代になっていくとも言えます。
“何者”かにならないといけないことによる疲れ、目立つ人への羨望や嫉妬、焦りなど人によってはより生き辛い時代の到来とも言えるかもしれません。
何者（新潮文庫） ー 朝井リョウ
https://www.amazon.co.jp/dp/B01916B8TU/
最後に
VALUの可能性や課題についての記事、いかがでしたでしょうか。
同様のサービスであるタイムバンクなど、より個人の価値が上がりそれが可視化される時代になってきています。
その時代は生き辛いとも言えますが、チャンスが眠ってるとも言えます。
現在では好きな人へのお布施のようなサービスに見えなくもないですが、株式市場の役割を代替していくサービスに成長していけば非常に面白いことになりそうです。
こう言ったサービスは理解が難しい部分もありますが、わからないものはまず簡単にやってみることです。
実際にやってみることで見えてくるものがあるので是非トライしてみてください！
https://valu.is/
またVALUで利用するビットコインの購入はビットフライヤーからどうぞ！
ビットコインがないと、買いたい人のVAが購入できません。
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